橋本病ってどんな病気?
⑴橋本病とは?
人間に必要不可欠な成長ホルモンを分泌する喉仏付近にある小さな臓器を甲状腺と言います。
その甲状腺が何らかの原因で、自分の甲状腺を自分で攻撃し、慢性的な炎症をおこしてしまう病気が橋本病です。
??何で、自分の身体を自分で攻撃するの??
まずキーポイントとなる「免疫」について、花粉症を例えに時代劇っぽく簡単に説明します。
花粉が体内に侵入すると…
身体「将軍様!!異物を発見しました!!」と即座に反応し報告
将軍様「ムムっ!我が城に侵入とは愚か者め!皆の者!ボコボコにしてしまえ!!」
「御意〜!!」と花粉に寄ってたかってボコボコにするのです。
これを「免疫」といいます。
花粉をボコボコにする過程で、誤って自分の身体も攻撃してしまうことをアレルギー反応といいます。その結果、目のかゆみ、鼻水など煩わしい症状がでるのです。
少し長くなりましたが、ここからが本題です。
免疫が何かの原因((3)病気になる原因は?を参照してください)で、自分の臓器を異物とみなし攻撃してしまうことを「自己免疫疾患」と呼びます。
何で、自分の身体なのに!と思う方もいるでしょうが、原因はまだ解明されていないのが現状です。そう遠くない未来に、自己免疫疾患の原因と完治治療の確立できたらいいなぁーと願うばかりです。
⑵症状は?(一般的なことに加え実体験も…)
・倦怠感
・眠気
・肩こり
・頭痛
上の4つは、ヒドかったし本当に辛かった、赤ちゃんの面倒をもっと見たいのに身体が思うように動かなくて…1日寝ているような日もあったな。そんな自分を母親失格!ダメ人間って自分に戒めていたな。赤ちゃんにしてあげたいことは沢山あるのにあまりできなかったと思うと涙が出る日もあって…
思い返すだけで、辛い… 特に体調不良の原因が分からなかったぶん、夫から「なんでそんなに肩こるの?運動したいいんじゃない?」と言われたことに腹を立て、普段だったらスルーできることも、ネチネチと根に持ったりしてたな… 笑
いま思い返してみても、あの時は身体的にも精神的にもボロボロだったのかも…
・皮膚の乾燥
全身乾燥します!特に踵がカサカサw今まで踵のカサカサ経験したことなかったのに〜(._.)
・物忘れ
冷蔵庫から出したら片づけない(◯◯ぱなし)
記憶力が悪くなった(何でも忘れやすい)
ひどい時は赤ちゃんにオムツをつけず、パジャマを着せたことがあり、赤ちゃんのハイハイしたところが、カタツムリの通った跡みたいにうっすらと水がついていた…というかオシッコですな 笑
そのオシッコを発見しオムツのつけ忘れに気づく私と母。赤ちゃんには申し訳なかったけど私と母で爆笑しました。
これ以外にも、たくさん物忘れのエピソードはありますが長くなるのでやめます。
・甲状腺の腫れ
甲状腺の腫れに伴う症状は、声のかすれ、声が低くなる、喉の違和感、咽頭痛など喉風邪の時のような状態でした。
・冷え性
・むくみ
母から顔が浮腫んでいる、また久しぶりに会った職場の先輩(男性)からは太った??二重アゴ!笑 と言われました。
・抜け毛
産後脱毛症以外にも、抜け毛は現在進行形で悩み中です。手にまとわりつくあの髪の量をみると落ち込みます。
・便秘
⑶病気になる原因は?
原因は不明と言われていますが、遺伝的要因、出産やストレスなど環境要因、ヨウ素の過剰摂取など様々な理由があるといわれています。
⑷橋本病は治るの?治らないの?
これは一番気になる内容です。私も先生に食い気味で聞きたかった内容でしたが、小心者なので心の中で呟いていました…笑
甲状腺機能低下症の場合は、完治して薬も飲まなくて済むケースは少ないようです。
無痛性甲状腺機能低下の場合は、良くなり内服も要らなくなる方もいます。ただし繰り返す方も一定数いるので100%完治するとは言えません。
結局のところ、ケースバイケースでゆっくり自分の症状と向き合い、適切な治療、判断を主治医としていくことが大切です。
⑸好発年齢と男女比
好発年齢は30歳以降
男女比は、約1:20〜30人程度で、女性の多い病気です。
⑹治療について(私の場合)
内服治療 チラージンs25mg
基本1日に1回、私は起床してすぐ(朝食食べる前)内服しています。
橋本病について私の実体験もまじえ説明しました。言葉のニュアンスで誤った捉え方をする、もしくは内容がそもそも誤っていることもあるかもしれません。
私のブログは、こんな症状があったんだ〜と軽く読んでもらえると助かります(._.)